2013年08月26日
働きすぎは肉体面にも注意!
普通、働き過ぎというと、燃え尽きとか幸福度が低下するとか精神的なことに影響を与えているとまず考えてしまいませんか?
カンザス州立大学のSarah Asebedoらは、1979年から1994年に渡った12686人を対象としたアメリカの若者の縦断研究を使用して、働き過ぎが健康面と精神面に与える影響を調べました。ちなみに、この研究では、1週間50時間以上の労働を働き過ぎと定義しています。
この研究によると、働き過ぎはもちろん精神面や幸福度にも影響を与えているのですが、それよりも肉体的な面に影響を与えているとのことです。
(この研究では実際に健康状態を調べたのでなく、食事を抜く頻度を調査しています)
たしかに、働き過ぎが、精神的なストレスを増大させたり、余暇時間や家族との時間を奪ったりといったことに影響を与えそうですが、健康面にも大きな影響はありそうですよね。そして、精神的な面よりも、注意すれば多少の緩和が出来そうです。
そういえば、私も忙しかった時期は、夜8時くらいにインスタントラーメンを食べて、あとは12時すぎにコンビニ弁当を買って帰るといった時期がありました。今から考えると、精神的な面だけでなく健康的にもリスクが高かったですね。
Asebedoによると、このような働きすぎに対しては、まず働き過ぎが肉体的にも精神的にも影響があることを認識して、それを和らげるようにということを述べています。忙しい時には暴飲暴食をしたり、休日にほとんど運動もせず、ぼーっと一日DVDを見てすごしたりといったことがありますもんね。精神的なストレス解消も大事ですが、不健康という肉体的な面にも注意しないといけませんね。
また、部下の残業が多い上司は、精神的なストレスや燃え尽きには気をつけているかもしれませんが。食事をちゃんと食べているかなど、肉体的な健康面にも気をつけてあげてください。
この記事はカンザス州立大学の"Well-being not a priority for workaholics, researcher says"を参考に書きました。
(文: やまざきしんじ)
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