
成功した起業家の脳や10代の頃のリスキーな行動を研究しました。
新しい研究によると、成功した起業家は、万引き、中退やドラッグ取引などの適切で無い行動を普通の人よりも3倍多くしていたと分かりました。
LevineとRubinstein,2013の研究では、このことをアメリカでの若者12,686人を対象とした30年以上にわたり追いかけた調査から調べました。
彼らは、特に自分の事業を持っている成功した起業家について、どのような認知的なタイプや他の要因が関係があるのを調べました。
自然なことに、成功した起業家は、頭がよく、自尊心が高く、高学歴でした。しかし、加えて、起業家はリスクに惹かれる必要があるのです。
最高の起業家は、しばしば10代の頃にルールを破っていた経歴がありました。マリファナを吸ったり、学校をサボったり、暴行ですら、より行う傾向がありました。
しかし、このような悪い面は、とても安定した家庭環境と関係があるのです。成功した起業家は、以下のような家庭とは不釣り合いにリスクを好むようです。
・高収入
・高学歴
・安定してる
そう、不遇な若者というわけではないのです。
女性についてでなく、男性は平均的には、より攻撃的で、より高いリスクを取り、そしてより起業家になります。女性が自分の事業を作り上げられるのはたった28%だけです。
より多くのリスクは、より多くの成果を意味する?
しかし、より多くのリスクは割に合うのでしょうか?
この研究によると、金銭的な意味においては、リスクは割に合うかもしれません。成功した起業家は、平均27%長く労働しているにも関わらず、サラリーマンに比べて時給が41%高いことが分かりました。
しかしながら、この研究は起業家の家庭生活や健康の面については何も述べていません。たぶん、経済的な面ほどはよくないでしょう。
また、リスクを取ることと自尊心が高い傾向は、判断においては容易に失敗する危険な組み合わせです。起業家には、自分がやり過ぎないように手綱を持ってくれるリスク回避傾向の人を必要とするのです。
この記事はPSYBLOGの"Rule-Breaking Teens Make More Successful Entrepreneurs"を翻訳したものです。
写真はFlickrのCristee Dicksonさんのものを使用しました。
(翻訳: やまざきしんじ)