2011年03月03日

ホワイトデーの心理学

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もうすぐホワイトデーです。ただの恋愛ゲームもいいですが、春に向けて素敵な恋愛をしたいものです。この恋愛について心理学者のHeidi Halvorsonが"3 Keys to Finding Love and Hanging On to It"(愛をみつけて、つかまえておく3つの鍵)という記事を書いていたので紹介します。


1.好みが合い、まじめで、情緒的に安定した人を探せ
こちらの記事にあるように、配偶者が、好みが合い、まじめで、情緒的に安定していると結婚でより幸せになるとのことです。愉快で、責任感があり、落ち着いていて、公平な人を探すことが長期的な幸せのポイントです。

当たり前のことかもしれませんが、長期的な関係を築くことにおいてそもそも人格的に良い相手を探すというのは大事なことです。


2.相手があなたを愛しているかどうか知るには、普段の行動で
もし自分を愛しているなら、何かプレゼントをくれるだろう、何か言葉をかけてくれるだろう、といったことを考えたりします。

こちらの記事によると、愛や愛情はちょっとした優しい行動を起こしますが、誕生日を忘れないとか約束を忘れないといったことは愛情から行うのは難しいです。何かを忘れないことよりも、普段でのちょっとした行動が愛の深さを示すより良い指標となります。そもそも、いくら愛しているといっても、うっかりというのはありますもんねー。


3.小さな問題は見過ごし、大きな問題では戦え
こちらの記事にあるように、相手が酒を飲み過ぎるといっても、毎日なのかたまに飲むときに飲み過ぎるのか。相手が買い物をし過ぎるといっても、毎週末に行くのか1シーズンに一回なのか。このように問題と言っても、頻度や量によって問題の解決方法は全く異なります。

比較的小さな問題ならば、文句を言ったりする直接攻撃は、関係の満足度を損ないます。再びゴミを出すのを忘れたり、高価な靴を買ったりした時に、かっとすることのは問題です。
一方、毎日酒を飲み過ぎていたりといった問題については、きちんと戦うことが大事です。
10段階評価で1や2の問題は無視して、9や10の問題では戦うといったことが大事です。


ポイントは、相手を、”みつけて”、”関係を深めて”、”離さない”、です。


ホワイトデーと春の気分が追い風になってくれることでしょう。

(文: SY)



洋書ですが、この記事の著者の本です。

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Ph.D., Heidi Grant Halvorson
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2011年02月15日

Let's グループ交際

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デトロイトにあるウェイン州立大学のRichard B. Slatcher助教授が、他のカップルと時間を過ごすことで、関係が長続きする可能性が高くなることを述べています。

実験では60のカップルが他のカップルと話し合いました。半分のグループは、打ち明け話のような白熱するような話題を、もう一方は毎日のたわいのない話をしました。

この結果、白熱するネタをしたほうが話し合いをした他のカップルと仲良くなり、カップル内の男女もより親密になりました。

Slatcher氏は「この研究は、停滞したカップルは他のカップルと楽しむことで、自分たちの関係がより満足するかもしれないことを示している」と述べています。


もちろん、この結果は劇的な改善を保証するものでもなんでもありません。でも、いつものデートに飽きてきたら友人のカップルとお出かけしてはいかがですか?


元の記事はこちら。

Wayne State University - Office of the Vice President for Research (2011, February 14). Enhance romance by going out with other couples. ScienceDaily. Retrieved February 15, 2011, from http://www.sciencedaily.com /releases/2011/02/110210153012.htm


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男性脳・女性脳の秘密を最新の脳科学が解き明かす???

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男性脳、女性脳などと言うことがあります。これは本当でしょうか?

「男性は外で狩りをして、女性は家で子育てをするから、そのように脳が進化した」と言い切ることはできそうです。そして、そのように男性と女性の脳に差があるというのはありそうな気がします。


メルボルン大学のCordelia Fineはjournal of the Association for Psychological Scienceいう雑誌の”Current Directions in Psychological Science”(心理科学の潮流)という記事で述べているそうです。


最近はfMRIなどによって、様々な脳の活動を測ることができるようになってきました。しかし、男性と女性の脳の違いを調べるという研究では、被験者数が十分に多くなければ男女の2つのグループの間に有意な差を見つけることができます。

様々な値を計測をすれば、個人差が男女のグループ間に統計的に有意な差異を産み出してしまうかもしれません。本来、これは十分に大きなグループで再度検証をしなければならないものなんですが。

そして、少数のデータのみでも、脳のスキャンの画像を見せて「最新の機械の画像です。こちらのグループは赤くなっているが、こちらのグループは赤くなっていない」と言われるとそれが間違いない事実な気がしてしまいます。しかし、それはただの具体的な画像であって、統計的な有意差を表すものではありません。


基本的には男性脳・女性脳といった言説を聞く時は、疑って聞く位がちょうどいいということです。


元記事はEurekAlert!のこちらの記事です。
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2011年02月09日

バレンタインの心理学

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素敵な装丁の黄色の本、”幸せはいつもちょっと先にある”の著者であるダニエル・ギルバートとErin WhitchurchとTimothy Wilsonが共同研究で”He Loves Me, He Loves Me Not . . . Uncertainty Can Increase Romantic Attraction”(好き…嫌い…不確実性が、ロマンティックな魅力を増す)という論文を書いています。

この解説がサイコロジー・トゥデイに”Uncertainty and Romantic Attraction”(不確実性とロマンティックな魅力)という記事で紹介されていました。元記事はこちら


この研究では、女子大生に対して、フェイスブックを使ったオンラインデートの研究と称して実験をしています。これは「別の大学で男性が15−20人のプロフィールを見た」と伝え、4人の男性のプロフィールを見せます。女子大生を3つのグループに分けました。相手が”あなたを一番好きと言っている”、”あなたを平均とみなしたと言っている”、”あなたを一番好き、もしくは平均とみなしたと言っている”の3つのグループで、その評価に応じて男性がどれだけ魅力的に思えるかという調査をしました。

結果はグラフにもあるのですが、”あなたを一番好き、もしくは平均とみなした”不確定のグループが一番好感度が高く、”あなたを一番好き”とみなしたグループよりも好感度が高かったのです。つまり、相手がよく分からない方がより好感度が上がったのです。

バレンタイン心理学.jpg

もともと、恋愛では手の内を見せ過ぎてはいけないと言われますが、今回の研究でもその知見が正しいことが支持されました。この実験は女性が被験者のものでしたので、今後は男性が被験者の研究が待たれます。

男性の皆さんで、バレンタインデーにチョコレートをもらった方は大喜びを見せず、ひっそりとガッツポーズをすることをオススメします。



ちなみに、”幸せはいつもちょっと先にある”は表紙とタイトルのポップな印象と違って中はきっちりした内容の本ですので、皆さんにオススメです。

幸せはいつもちょっと先にある―期待と妄想の心理学
ダニエル ギルバート
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2010年04月21日

抑揚を抑えた声はモテる

 モテる男性の条件には何があるだろうか。
 外見、経済力、性格など人によって重視するポイントは異なるが、声も重要な要素だと主張する女性も多い。

 例えば、プレイボーイで有名な森本レオの魅力はあの穏やかな声としゃベリ方であることは間違いない。
 事実かどうかは未確認であるが、日本人男性の声の基本周波数は150ヘルツであるのに対して、森本レオは120ヘルツとのこと。平均男性よりも基本周波数が低いのである。これは、声の抑揚があまりないことを表している。
 では、モテるためには抑揚を抑えたしゃべり方をすればいいのだろうか
 
 ペンシルパニア大学のDavid Putsらが行った研究は、この質問に「YES」と言う。

 Men with monotonous voices are irresistible, scientists say
 
 彼らは研究に参加した男性の声の基本周波数を様々な状況で測定し、彼らが過去一年に性交渉した女性の人数との関係を分析した。

 その結果、抑揚のない声の男性は、抑揚のある表現力豊かな声の男性よりもセックスした女性の人数が有意に多かった。

 抑揚を抑えた声は、その声の持ち主に自制心があることを示しており、権力や独立の指標として進化したと専門家は解釈する。
 
 David Putsは「女性は声そのものに魅力を感じるのではなく、その背後にある権力に魅力を感じるのだろう」と述べている。

 「声=権力の表れ」とする解釈が事実がどうかはともかく、声がモテ要素であることは確かなようだ。
 もともとの声質は生まれながらのものなので変えることはできないが、抑揚を抑えたしゃべり方ならトレーニングで習得可能だ。
 
 実際、こんな著書もある。
 
 
「モテ声」の法則―人をひきつけ人に好かれる「声」の磨き方
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 ただし、声だけがモテ要素ではないこともお忘れなく。

posted by さいころ at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛・男女関係

2010年04月15日

嫉妬は人を盲目にする

 人は恋をすると、相手のことしか見えなくなり、周りを冷静に判断することができなくなると言うが、デラウェア大学のSteven Mostらは、嫉妬を感じると知覚的にも「見る」ことができなくなると指摘する。
まさに「恋は盲目」ならぬ「嫉妬は盲目」である。

 Blinded by Jealousy?

Emotionの4月号に掲載されるこの研究によると、女性は嫉妬を感じると不快な情動イメージに気が散って、ターゲット刺激を見つけることができなくなる。

 うつ病や心身症など、人間関係から生じる情動は、精神的健康や肉体的健康に影響することは随分前から知られているが、文字どおり「見る」ことにも影響を及ぼすようだ。


この研究では、恋愛中のカップルを対象として実験室で研究を行った。
 カップルは、パソコンのディスプレイが目の前にある机の前に隣あって座り、男女別々に課題を行った。
女性は、急速に流れる映像(時々不快な映像も混じっている)からターゲット刺激を見つけ出さなければならない。
 コレに対して男性は、スクリーン上に映し出される映像の魅力度を評価しなければならない。最初は風景が呈示されるが、途中から実験者からのアナウンスとともに独身女性の映像に切り替わる。

課題終了後、女性は隣でパートナーが他の女性の魅力評価を行っていることについてどれぐらい気がかりだったか(つまり嫉妬していたか)を尋ねられた。

 この結果、女性が嫉妬を強く感じているほど、自分の課題がうまくできず、ターゲット刺激を見つけ出すことができないことが示された。
 


 今回の研究では女性側の嫉妬と視覚の関係のみを調べたため、男性も「嫉妬は盲目」になるのかどうかは今後の研究で明らかになるだろう。
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2009年11月20日

スピリチュアルな女子は狙い目

スピリチュアルな女子と言えば、なんとなく男性関係には無関心なイメージがありますが、実はそうではなく割と「おさかん」な人が多いという研究です。

Spiritual women have more sex, study finds

ケンタッキー大学のJessica Burrisと共同研究者たちは、353人の大学生(女性は61パーセント)に対して、スピリチュアリティと性行為の関係について調査しました。

 その結果、スピリチュアルな人の特徴として、「関係性」「普遍性」「祈祷者としての満足」の3つが抽出されましたが、「関係性」という特徴が性習慣と関係があることが示唆されました。

 スピリチュアルな人の性行動を分析すると、男性の場合はセックスの頻度が減少しましたが、これとは逆に女性の場合は、セックスに対してポジティブな感情的反応を示し、セックスパートナーの数やセックスの頻度、避妊なしのセックス傾向が強くなるとのことです。
 
 この研究結果についてJessica Burrisは

「スピリチュアルな女性は、他者と親密に結ばれ、結合性や調和が不可欠だと考えており、その結果、セックスによる親密製は神聖で超自然的なものだと信じることとなる。
 実際、彼女たちはセックスには神聖さがあると考えていることが示された」

 と解説しています。

===
 この研究では、スピリチュアリティと性行動の関係を取り出して検討していますが、もちろんスピリチュアリティという単独の因子のみが性行動と関連しているのではなく、ここでは測定されなかった他の要因とも関連していると考えられます。

しかし、この結果を男性視点から見れば、「スピリチュアルな女子は意外と狙い目」と解釈できないこともない研究結果です。

 そういえば、かつて女性の狩場として教会に毎週通っていた(そしてかなり成功を収めた)男性の話を聞いたことがありますが、もしかするとそれは理にかなった行動だったのでは?と今回の研究結果を見て少し思ったりもしました。
posted by さいころ at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛・男女関係

2009年06月10日

男性の評価には時間がかかる(独身女性の場合)

 異性の品定めをするとき、パートナーのいない女性はより長い時間をかけて評価するそうです。

Single Women Look Longer at Men

 インディアナ大学The Kinsey Instituteの神経科学者のHeather Ruppは、実験参加者に異性の顔写真510枚を提示し、「直感的に」「できるだけ早く」顔写真の人物の魅力、男らしさ/女らしさといった主観的判断を行うように求めました。

 実験参加者は、17歳から26までの男性59人と女性56人の異性愛者であり、参加者のうち、現在パートナー(配偶者や恋人)がいると答えたのは女性21人、男性25人でした。

 この研究では、パートナーの有無と性差が、異性に対する主観的判断や、判断までの反応時間に影響するかどうかを検証するものです。
 
 実験の結果、女性の場合、パートナーの有無は異性の主観的評価に影響を与えませんでしたが、パートナーのいない女性の方が、判断するまでに時間がかかったそうです。男性の場合、このような違いはパートナーの有無によって認められませんでした。

 これまで先行研究では、女性の場合、既婚男性より独身男性のほうが魅力的に思う傾向があるが、男性の場合は未婚・既婚に関係なく女性を魅力的だと評価することや、現在のパートナーとの関係の満足度が異性の顔写真見る時間に影響する(不幸な関係にある場合は、異性の写真を長く見やすい)ことなどが明らかにされてきましたが、今回の研究は現在のパートナーの有無が異性に対する関心に(潜在的に)影響することを示唆した最初のものであるとHeather Ruppは述べています。
 
 さらに「この研究結果は、生殖戦略の性差を反映しており、潜在的な配偶者選択の早い段階で行われる認知処理かもしれない。」とRuppは考察しています。

===
 直感的に考えると、パートナーがいない人の方がいる人よりも、異性の評価に時間をかけるという現象も驚くべきことではないように思えます。
 また、女性は現在のパートナーの有無が、異性判断までの所要時間に影響するが、男性の場合はそうではなかったという実験結果も、従来から言われている性行動の性差の考え方(男性は節操がなく、女性は身持ちが固いという考え。といってもこの研究では批判されていますが)と合致するものと言えるでしょう。
 
 ただし、パートナーの有無で、反応時間に差があるものの、結局のところ主観的評価には差はなかったという結果を見てみると、確かに認知処理の最初の段階では本能的な何かが発動されているのかもしれませんが、理性的・客観的な判断がその後に行われていると考えられるわけで、そう考えると、やっぱり人間にはちゃんと冷静な判断を行う「人間的な部分」がしっかり働いているだよ!とも思うわけです。もうそろそろドーキンス的性行動理論を当然の事実のように語るのは古いんじゃないかと。
posted by さいころ at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛・男女関係

2009年06月09日

男性だって節操はある

 「男性は、できるだけ多くの女性とセックスしたいと思うが、女性はセックスの相手を慎重に選ぶ生き物である」という考え方が、広く普及している一般論だと思われますが、the journal Trends in Ecology and Evolutionの4月号に掲載された新しい研究は、人間の場合、コトはそれほど単純なものではないと指摘しました。
 
 Basis for Male Promiscuity Questioned 
 
 「男性は多情、女性は貞淑」というこの考え方の科学的基礎は1948年のベイトマンのショウジョウバエの研究に辿ることができます。
 ベイトマンは、オスはメスよりも交尾相手が多く、また繁殖度(子どもの数)も多いことを観察で明らかにしました。
 この事実は、メスが卵子を作るコストは、オスが精子を作るコストよりも高いことに基づくものであり、メスの繁殖能力は卵子を作る能力に規定されるが、オスの場合は受胎させたメスの数に規定されるとベイトマンは結論づけ、それゆえに、オスは競争的で節操なく交尾をし、メスは競争的でなく、相手のえり好みをするのだ、と指摘しました。
 
 ベイトマンの原理(wikipedia) 
 
 ベイトマンの研究結果は、人間の男女の性行動の特徴についても長らく適用されてきましたわけですが、St. Andrews大学のブラウン博士と共同研究者たちは、18の異なるコミュニティの人間を母集団にした研究を行い、ブラウンの原理が人間に必ずしもあてはまるわけではないことを示唆しました。
 
 ブラウン博士らの研究によると、男女間の子どもの数のばらつきは、人口密度や婚姻制度などといったその人が住む社会の要因に大きく左右されるそうです。
 たとえば、人口密度の大きい都会では、男女ともにセックス相手を慎重に選びますが、人口の少ない地域では、男女ともにえり好みをしません。
 また、一夫一婦制のコミュニティでは、男女の繁殖度(子どもの数)に違いはありませんでした。
 
 これらの結果は、行動に柔軟性やバラツキが許される自由度の高い環境では、ベイトマンの理論はあてはまらないことを示しており、人間の性行動の複雑さを表すものと言えるでしょう。
 
======
 ベイトマンの理論に基づく男女観は日本でもかなり浸透しており、「男の人にも節操はある!」と考えている女性の方が、逆に現実を知らない夢見がちなオトメとして見下されるような感じもしなくもありません。
 しかし、最近では草食系男子とか言って、あまり女性にガツガツしない男性の存在もフィーチャーされてることですし、もうそろそろベイトマン的発想で男女を見る時代も終わりに近づきつつあるのかもしれません。
 

なんとなく参考に。↓

主婦と科学。=どうぶつたちの婚姻の科学。=(ほぼ日刊イトイ新聞より)
posted by さいころ at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛・男女関係

幸せな結婚ができるかどうかは子ども時代の写真を見れば分かるらしい

 将来幸せな結婚生活を送ることができるかどうか、それは小さい頃の写真を見れば予測できるそうです。
 
 Children with brightest smiles have successful marriages 

 DePauw University大学の研究者らは、650人の成人(21歳〜87歳)を対象に、就学前に撮った家族写真の中でどれぐらい笑っているかを評価し、その結果と離婚経験との関係を調べました。
 
 その結果、小さい頃の家族写真でむくれた顔で写っている場合、満面の笑顔で写っているよりも3倍も離婚する可能性が高かったとのこと。

 このタイトルを見て、最初は写真写りのよさと離婚率の関係を指摘した画期的な研究なんじゃないかとびっくりしたのですが(もしそうだったら、かなり私はまずい・・・)、そうではなくて、この研究では小さい頃の家庭環境のよさを笑顔という指標で測定しているってことですよね。

 当然幸せな家庭で育った子は、大人になってからも円満な対人関係を形成しやすいものであり、逆に殺伐とした家庭で育った子は愛着形成に障害を持ちやすく、それゆえに大人になってからも安定した対人関係を維持しにくいと思います。

 そう考えると、この研究は愛着形成に関する古典的研究の知見をまんま述べてるだけということになるんですが、確かに「幼少の頃の幸せ度」という曖昧な概念は測定しづらいので、「写真の笑顔の強さ」の方が一般人にも理解しやすく、分かりやすい指標かなーとは思います。
posted by さいころ at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛・男女関係

一目ぼれは存在するか

「一目ぼれは存在するか?」という問いは、恋愛本や雑誌などでよくあるネタですが、最近、遺伝学者によって「一目ぼれは遺伝レベルで存在する」ということが示されました。

 Is Love At First Sight Real? Geneticists Offer Tantalizing Clues.
(ScienceDaily. April 8, 2009)


ショウジョウバエを使ったこの研究では、ショウジョウバエのメスは、特定のオスと交尾しやすくさせる「genetic priming」を交尾前に経験していることを明らかにしました。

 メスにとって配偶者選択は非常に重要であるため、このような遺伝的傾向がメスに備わっており、またこれによって不要な種の増加を防ぐことができるのではないか、と結論づけています。

 この研究結果が、そのまま人間に適用できるかどうかは不明ですが、人間の「一目ぼれ」についてもいろいろと研究されているみたいですね。
一目ぼれに必要なのは0.5秒
posted by さいころ at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛・男女関係